みんなで作る連載小説

このページはリレー小説のページです。
“あなたも私も君も僕も..みんな小説家”
いっしょに名作を作りましょう。(;^^v〜
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2004年05月15日(土)  おなべ:kanjii No.002
「まったく〜。だから言ったじゃない。歩きながら食べちゃいけないって!もう、買ってあげないからね!」アイスをつけた男の子の母親だろう。しきりにその子を叱っている。(でも、それってちょっと違うんじゃない?先にまず)私は心の中で呟くと、呆れて怒る気にもなれず、ちょうど目の前にあった公園のトイレへ駆け込んだ。手洗いの水をハンカチに湿らす。後ろを振り向いて拭こうとしたが、どうも上手にできない。その時、水の流れる音がしてトイレボックスのドアが開いた。(えっ?男?!)と、いきなりその男は私に話しかけた。「あっ、その顔。驚いたぁ?男と思った?」「俺、“おなべ”。ぁ〜あ、あんたのスカート。お手伝いしよっか?“おなべ”が“なべて(なめて)”・・冗談よっ。アハハハ」大きな声。自分で言って自分で受けて笑っている。そして、その男(女)はハンカチを私の手から奪い、お尻に・・それから次第に太ももへ。(あっ!冷たい!)でも、ちょっとドキドキ。妙な感じ。私って、あちらの気(け)があるのかしら。
2004年05月14日(金)  風の悪戯:kanjii No.001
「あら、いやだぁ〜」横断歩道を渡ろうとしたその時、突然の意地の悪い風。今日の私はスカート。それも、フリルが付いた可愛いミニ。いつもはジーンズでお出かけするんだけれど・・今日は真夏日のような暑さの日曜日。ちょっと勇気をだして素足。そのミニの裾が揺れて、すらりとした太ももがチラッと見えた。昨日買ったばかりのお気に入りのミニ。だから、メチャ穿きたかったんだ〜。そんな私の姿、誰も気にとめない様子。いっせいに人波が動きだす。その人波に押されながら、ちょうど横断歩道を渡り終わろうとした瞬間、太ももに何かが・・(えっ?誰かの手?!)妙にヌメッとした感触。ムッとして振り向くと同時に、聞こえてくる叫び声。「あぁ〜!僕のアイスが〜」(ま、まさか)やっぱり。私のミニにべっとり・・水色のジェラード。これはきっと、ペパーミントだ。

SunBoard - Remodel Sunday Ver1.10